ウェブコミックから読み始めて、続きが気になったので探していたら[小説家になろう]というサイトで一応の完結を迎えているのを見付けて、そちらで読了。
教会で示された職業が全ての国で『調教師』という職業を与えられたために幼馴染の勇者と賢者に置いて行かれた魔力量だけは膨大な少年の話。
話は面白いと思うし、きちんと作られていると思うのだが、日本のラノベはどうしてこうも無双+ハーレムにしたがるのか?
不思議で堪らない。
最近はそうなりそう…と感じると一気に読む気が失せる。
強い男はそれはモテると思うが、寄って来る女性全てを相手にする必要は皆無だと思うのだが。
この〈無双+ハーレム〉は日本のラノベの男性の作家さんが多く採用しているように見受けられるが、願望なのだろうか?
最終話?の嫁[たち]が全員ベッドで待っている様子を想像すると羨ましいどころか逆に恐怖でしかない。
本気で怖い。
それまでの話の内容が全て吹っ飛んでしまうくらい怖かった。
女性だらけの大奥ですら一応そういう時は(お付きは側に控えて居るとしても)1対1なのだから、全ての嫁がベッドにいるなどこんな悪趣味な話はないだろう。
最終的には魔物ではなく嫁に囲まれて生きる男の話だった。
亡き妻と心から幸せな時間を過ごしたと思っている自分には理解出来ない世界だ。
作者さんも読者さんもそんなに無双+ハーレムの需要が高いのか、一度どこかで聞いてみたいものだ。
無双は良いがハーレムはなぁ…。
何となく女性を下に見ている気がして、どうしても好きになれない展開なのだ。