昨日に続き、韓国のウェブコミック。
女性向けなのだが男にも面白い。
何が面白いかと言うと、悪女=皇妃=ラースのやられたらやり返す姿勢とその思い切りの良さ。
よくメディアで展開されているような、男からするとちょっと苦手に感じる陰湿さがない。
皇妃は前世で家族~ある国の王族~から散々利用された挙句に見捨てられ処刑された過去を持つ。
今世での目的はその家族と前世で自分を追い詰めた人間たちへの復讐。
その為に隣国の皇帝に嫁いで来た。
前世のように「良い子」でいる事を辞めた彼女には躊躇いが一切ない。
まず己が価値を皇帝に認めさせるところから物語は始まるのだが…
嫁いだ先の夫である皇帝=ゼフォンには結婚前から政治利用目的で名ばかりの愛人が6人居る。
居るのだが、この皇帝どうやら女嫌いというか女性不信というか、そもそも人間不信か…のようで、折角(笑)の愛人なのに食事しか共にしてないらしい。
(皇妃には割と早い段階で今の所1度だけ手を出している)
その中の第4愛人と第6愛人が正妃のラースを潰そうと嫌がらせを仕掛けて来たが、前者は政治的な必要性をなくされて国に追い返され、後者は皇妃の従者を負傷させた為に、皇妃の操る火魔法で顔に大火傷を負わされて皇邸を追い出された(後に家門ごと潰された)。
狂気を孕む表情で楽しげに火を纏いながら復讐して行く皇妃が何だか気に入ってしまっている。
皇帝の方も最初の頃こそ皇妃が揉め事を起こすと「面倒な」という顔をしていたが、段々と「次は何をするのか?」と楽しみにしている節がある。
皇妃に心から惹かれている事を認めるのはまだ抵抗があるようで、あれこれ言い訳を考えているのが少し可愛く見える。
皇妃の方は今の所、皇帝を好きなのかどうか読んでいてもよく分からない。
皇帝が侮辱されると腹を立てて、侮辱した相手を火で包んだりするので嫌いではないとは思うのだが。
お互いかなり屈折している2人なので、信頼し愛し合う微笑ましい夫婦…にはなりそうもない気もするが、それはそれで面白い関係になりそうではあるので、今後どうなるのか楽しみにしている。
そういえば皇帝は途中で急にヘアスタイル変えたなぁ…。
#暴君 #悪女 #生き直し #ピッコマ